我谷盆について

2018.09.18 Tuesday

 

 

 

いよいよ今週から始まります

『中津箒と我谷盆』

 

ワークショップも開催します我谷盆ついて

講師でもある森口信一さんから頂いた資料

石川県歴史資料館の本谷文雄氏の「我谷盆について」から

少しご紹介しようと思います。

 

まず、読み方をよく聞かれますが〈わがたぼん〉と、読みます。

石川県山中町中心部から西南に位置する我谷で作られた木の盆です。

その町は昭和34年に、県営我谷ダムの建設により水没しました。

その時に、多くの盆が捨てられたこと

加えて地元の生活道具の域を越えなかったため

文献に紹介されることもなく、分からないことの多い盆でした。

 

その後、昭和38年発行「民芸手帖」の中で

木工家の黒田辰秋氏が盆の魅力について紹介しています。

 

 

 

民芸木工の本質的な条件を最も豊富に含む典型的な手法による木工品ではあるが

(中略)今更ながら健康な庶民生活の裏の伝統の英知の深さを教えられることだろう。

言い換えればあらゆる優れた民芸品がそうであるように、天衣無縫の作品である。

と。

 

 

 

板屋根に使っていた栗の板のコバを使い、農閑期に作られていたもので

一枚板

刳りもの

栗であること

この条件を満たしているものを我谷盆と、読んでいます。

木目に対し直角に走る丸ノミの彫跡美しい盆です。

 

 

我谷盆に魅せられた方々が、作り方などを研究しそれぞれで継承しています。

その一人が、森口信一さんです。

平成13年から我谷盆の研究を始め、平成14年には木工展−我谷盆ら魅せられて−

を、開催されました。

 

この度の展は、森口さんの我谷盆を存分にご覧いただけます。

ぜひお手に取り、天衣無縫を感じていただけたらと思います。

 

心より、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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